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2008年02月11日

桜色

さくら色 

愛しすぎた報い なみだする夕べに 

帰らぬきみのぬくもりを捜す 

たれが僕を殺し たれが啼くのか 

褪せていく想いを抱えて 

ゆめにつぐない うでを掴んでも 

戻ることなく僕を忘れていく 

愛されぬ哀しみ きみはよその人に 

さくら色
posted by ケロ太 at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月28日

山茶花

真昼のくらさに怯えたのだ 

あさに別れた囁きに負け 

腕を抱きしめた事が悔やまれる 

かすんだ瞳でみたひかりは美しくなかった 

花瓶に生けた山茶花が萎れた笑みを散らしている
posted by ケロ太 at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月10日

さくら 

想えば幾たびも 

咲く日が來るを待ちわび 

やっと誇らしげに成るのもつかの間 

あなたはほろろと散った 

幾歳も変わらず 

さくら 

むかしとおなじ 

匂いを撒きながらきみは 

わたしを誘惑し恋へと落とすだろう 

何も変わらない顔をして  

わたしだけ違う 

さくら
posted by ケロ太 at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月07日

夕萩

妖艶な陽に誘われ 

いつか視た憧れのひかり 


狂い啼く鈴の音に震え 

想いを端から醒めさせる風 


赦しは請わない 

いずれ往くその日まで僕を待て 


暮明の中で儚く溶けた 

白い萩の花弁の奥で
posted by ケロ太 at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月09日

枇杷の花

脳裏に咲く枇杷の花にくちづく

その感触は優美

けれど残酷に時間は流れて

いつの日か何もかもを忘れ果てた

餓えてはいない

淋しくはない

けれど還れないのだ

わたしの居るはずの場所へと辿りつけない

花を齧るならばあるいは戻れるのか

脳裏に咲きつづけた枇杷の花へと
posted by ケロ太 at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月17日

夜の白萩

荻の花が消えてゆく

あれは真実に在ったか

夜の霞に溶けてゆく

あれは真実に狂えたか


星星が瞬く頃に

濡れた唇のように醒めた三日月が嘯く

死の国は遠いと


儚いまま乱れ咲く荻よ

あなたを喪ったのか

冷たい夜露に溶けた声

もう在りはしない君
posted by ケロ太 at 04:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月10日

紫陽花の頃

今生には出逢えぬものと

あきらめてなこう

春の風が熄む

聊か遅きに失して夏

紫陽花は見頃

ほがらかに微笑む

紺青の水面の綺麗な色で
posted by ケロ太 at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月06日

枝垂桜

老いた樹にも鶯は棲む

そこに花が咲き乱れて

彼らは過不足なく幸せ

でも風が全てを変えた


花が散り鶯は去りゆく

残ったのは一木の老樹

葉は猶も茂るというに

春はもう遠くへ消えた


幸福を追うなかれ君よ

僕らの愛も今は終りだ

不実な風を恨まないが

褪せた春が懐かしくて
posted by ケロ太 at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月26日

雨中の林檎

両頬をぬらす雨の中でも

林檎の花は可憐なまま

今日という日のかなしみを抱き

私は明日を夢見て。

頬を辿ったしずくが唇へ到達した

花びらは相もかわらずに楚々

唐突に憎しみが湧いた私は

園丁鋏で掻き切っていた。

明日は明日のあなたに逢える

でもそれは今日までのあの人ではないだろう

塞ぎこんだ思いを抱えて林檎の花を噛んだ

舌の根で感じたそれはあまりに苦い。
posted by ケロ太 at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月14日

爽花

染井吉野が散る

晝の光のただなかに爽やかに降り注ぐ

哀しみは風

悦びは花群

憧れた此岸の片隅と

私だけが知りえたあなたの声

白に覆われた影の中で

それだけが愛しい



*晝・・・・ひる。昼。
posted by ケロ太 at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月08日

はなの小路

セピア色の声に囚われたのはやさしいひかりに流されたから

そらに咲いたはなの香りはつきの音色をひびかせている

誰もいない小路をひとり歩いた

つきのほかは何ひとつ音をたてない

キンとする耳たぶの奥から漏れだしたのは

はなを愛したあなたの声

道端のベンチに腰おろし

かぜに舞うはなびらたちに見惚れていた

煙るひとみが心をうずかせて


握り締めたてのひらに食い込むつめの痛みが

わたしとあなたの時間をさました

やさしいひかりはやさしいまま残酷で

はなは愛するいたみに素知らぬふり

つきの音色はかなしいくらいに美しくて

わたしはセピア色の声のかけらを無様に一心にひろい集めた

無性に愛しいそれらはつまらないほどに汚くて苦いというのに


すべてが色あせていく

あなたとわたしの思い出さえも

わたしとあなたのはなの小路も

まるで夢のように儚くて

とけだしていくんだ。
posted by ケロ太 at 07:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月30日

たちばな

たちばなの花に問いつづけた夜のように

やさしげな薫りにつつまれた朝陽に立ち

うぬぼれた恋の穢れにさようならを告げるたび

くすぶったぼくの心は遠くへ行くのだろう

いまだみぬ櫻をおもい はるの青さをくちずさむように

区切られたドアに閉じ込めていよう

いつかくる冬の椅子へと腰おろす日まで。
posted by ケロ太 at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月19日

桜花へ願う

花が舞う空に漂う

ひときれの世界

あなたを呼ぶ私の声が

届けよと願っています


暮れなずむ東の空は

愁いの色の私の微笑み

落日に燃ゆるあのかがやきは

あなたを望む私のかなしみ


空に舞う花の色と

全てを隠す宵闇の空

移ろう心におびえ続ける

私とあなたの願いのはなびら
posted by ケロ太 at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月12日

サイネリア

朝のしじまにサイネリアが喘いでいた

かわるがわるにひかりを求めながら

蒼ざめた花弁を震わせ

頬と頬とをこすらせている

ベランダに面したカーテンが揺れだした

冬の終わりを告げる風が

朝のひかりも届けにきたのだ。
posted by ケロ太 at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月02日

雛菊

まるで穢された雛菊のような きみの笑顔の白さに慄く

散るときを待つ艶やかさに 愛の神の残酷さを知る

罪に誘う鏃のような 細い指に恋焦がれてなお

千地に乱れた私の心は それでも恋を謳っている
posted by ケロ太 at 19:29| Comment(4) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月20日

牽牛子のようにまた

3階の校舎の窓から君の姿が見えたものだ

風にたなびく髪を押さえて優しげに立つ君の姿が

頬杖を付いて見下ろす私にとんと気付かず君は在った

恋に煩う乙女の顔を開けっぴろげに覗かせていた
posted by ケロ太 at 04:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月30日

アザミ

苦い乳が教えてくれる

マリアの御心の行き着く先を

聖なる赤子を抱く貴女の

優しさと温かさと慈しみと美しさを

母よ

愛しい母よ

私は貴女の子として生まれ

この生を悦んでいます

母よ

貴女が教えてくれたことが

今も私の血肉となり

私を衝き動かしているのです

母よ

貴女の乳房を含んだ日から

私の世界は始まったのです

愛しい母よ

貴女の子に生まれたことを

私は心から誇りに思います

母よ

アザミの中に貴女を見出す

私という子の存在を

どうか忘れずにおいてくださいね

貴女と共に在るこの悦びを

私はいつまでも持ち続けています
posted by ケロ太 at 04:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月24日

リャクダツシャタチへ捧ぐ

文目なき昼の幕間の

あいのまに渡る虹の上

足取りも確かに進む乙女の

高らかな誇りを見るがいい!


イリス

君は僕の運命

君は僕の幸福

君こそが僕だ!


惑うことすら今は愚か

ただ勝ち取るのみ

奪いつくすのみ


進めよ乙女、僕をみちびけ!

きりりと仰ぐこの空の下

君の右手をがしりと握り

昂然と頤を上げて

進めよ、僕と君をみちびけ!


世界は今、二人の中に

僕らは進む

手を取り合って

posted by ケロ太 at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

くれない

花の盛りは儚いもの

命も同じ

移ろい易く

恋と同じ


くれないは夢

褪せる涙

末摘花の苦い思い出

突き刺すような、色


なし崩しに甘える空と

あなたと共にいるひとときと

心安さと

悦びと


けれども、それもまた夢

儚いもの

儚いもの


褪せる空はなにを思うの?

私は独りそう問いかけるの

答がないとは知ってるけれど

問わぬことには出来ないから


このくれないが切ないから

突き刺すほどに、切ないから
posted by ケロ太 at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月23日

嫌いな色

それは紅花の咲く季節

皐月のおわり、夏色の芽吹くころ

緑雨にさらされた藪手鞠や

露草がまぶしかったあの日


告げられた言葉

交わされた言葉

ささくれだったあなたの言葉

ささくれだたせた私の言葉


今はもう帰らぬ日々が末摘花の色のよう

永久に続くものなどないと

私を嘲笑うくれない色のようで


だから私は紅が嫌いだ

何人も突き放すこの色が

私はなにより許せずにいる
posted by ケロ太 at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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