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2007年10月07日

硝子玉

雨粒はアスファルトにとけると 

まるで硝子玉のようにひかる 

日常に疲れた私の 

心に根ざした涙のように 


ふと口ずさんだメロディ 

切なさを滲ませるその音に 

あなたの薫りを聞いた気がした 
posted by ケロ太 at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月27日

理解

わかりあうことは拒んでいるのに 

てのひらで撫でられることをわたしはひそかに望んでいる 


わかろうとはしないふりをして 

ほんとうはいつだってあなたのことを想ってばかりいる 


わからないわからないと泣き叫んでも 

こころのすみではなにもかもを理解しているんだ 


わかっていたつもりだったのに恋も愛も怖いばっかり 

それでも喪うことが恐ろしくて気持ちよくないセックスで声を上げる 


わかったことから目をそむけて 

あなたの背中でさまよっていたいから 
posted by ケロ太 at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月24日

呼び声

ため息をつくだけの夕暮れに私は獏を身篭ってみた 

体のあちらこちらに掛かっている哀しい夢を喰らわせるために 



いつからだったのだろう 

いとしさを必要としなくなってから女でいることが怖くなった 



花も雪も見ることもなく過ぎていった日々が遠くへある 



月と朝陽を眺めるままひたすら待ち続けていたというのに 

ひかりは私を透過したあと笑いながら過ぎてゆくのだ 



彼岸も半ば 

私の獏は夢を貪り続けている 



遠くの夜で私を呼ぶのはあなたの知らない私の隠し子 



見落とされた

ほほえみのすえのつきのひかりだ
posted by ケロ太 at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月15日

ボロボロ

いつか終わると知っていたから 

私は たぶん幸せだった 

気紛れな夢に付き合うだけの 

予行演習はもうウンザリだった 


朝になって 

テーブルの上の花瓶に刺した花が一輪萎れていた 

哀しくなんかないはずなのに 

涙がボロボロとこぼれていった
posted by ケロ太 at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月13日

なごりの空

そして花は喪われ 

そらの餘波に言葉は解れていく 

この胸を焼き尽したはずなのに 

なぜ惑い 

なぜ抗う 

揺れ動く名残の湖に 

ちぢにきらめくかなしみの漣 

醒めゆく春に散り紛う花びら 
posted by ケロ太 at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月12日

なるかみ

沈黙の底に湛えた暗闇 

ひらめくのは淡き想い出

目を瞑ろうとも 

微かに漂ってはかえるだけの稲妻 

愛された想い出 

かくれなきひかりに啼き 

消えてゆく面影に縋れ 
posted by ケロ太 at 10:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月05日

一生の離り(ひとよのさかり)

きみよ さようなら 

胸には霞がかかり 

くちづく唇もとおい 

夕顔は贐をおくり 

あわれみのまなざし 

散る為に咲き誇り 

炎え上がり灰になる 

今日は涙して明日 

再びの出逢いを待て 

この恋は一生の恋 

きみよ さようなら
posted by ケロ太 at 06:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月02日

嫉妬する夏

この夏は 

今ひとつ生彩を欠いていて 

わたしの腹を胸などを痩せさせていた 

頬こけた顔を見る 

鏡の向こうの貴女はうつろで 

上目遣いで彼を見やるのだ 

愛されていた想いを抱えて 

愛さえあれば何もいらなかった日々を抱えて


朝になって彼が出払った家に居座り 

ワイドショーを見ることにした 

レポーターがタレントのスキャンダルを言い立てたとき 

不意に私は全てを理解した 


哀しみの後には歓びがあるといったのはニーチェかしら 

でも私を待っていたのはさらなる鬱症のもと 

胸の奥に澱つづける憎しみが重荷になるだろう 

いつかきっと 愛する人を殺めるそのときまで 
posted by ケロ太 at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月26日

悔恨歌

皐月五月雨あやめを別ち 

くるおしき夏 炎えあがりて 

紺青の愛に怯えても虚し 

さめざめと啼く 涙のもゆら 

橘の香に想い出を抱けば 

さみしさなど 

君懸草のような微笑みと 

さやさやと流れる あの黒髪 

緑青の恋にこがれて眠り 

はかなく消ゆ あぢきない夢 

猛猛しき夏の一抹の過ち 
posted by ケロ太 at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月18日

さくらに告ぐ

さくら 

きみを抱きしめるたび 

涙の河を渡り 

明日を紡ぐことに慄く 

さくら 

今日の春が終りを告げ 

夢見鳥が死ぬ 

僕の想いも朽ち果てた 

さくら 

恋は移ろう儘に夜と夜とを渡っていくだろう 

そうしていつかは塵に還る 

とめることも儘ならずに涙に暮れたとしても 

さくら 

きみが僕を留めている 

徒名草の声で 

縋るような瞳を向けて 

さくら 

僕の涙をきみに贈ろう 

もう流さない 

この河をきみに捧げる 

さくら 
posted by ケロ太 at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

虚無の呟き

あなたは知っていたのだろうか 

露命のようにかなしい空を 

涙色のあの月の白さを 紅さを 

遠ざかる面影を想うたびに 

わたしの声は潰れかすれていく 

赦しを請うべき花は萎れた 

なにもかもが色褪せて星は瞬く 

暗闇に綴じられたことばを 

晒し色にくもらせて読み耽ろう 

白萩が月光を冷たく響かせ 

わたしの心に墓標をうちたてる 

死の国の鹿が鳴いたとして 

何を想うだろう なきが儚さを 
posted by ケロ太 at 01:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月14日

紺碧の音、緑青の夢

紺碧の音を聞く 

しらなみの 

揺れ動くこころのなかで 

涙がしたたっていくんだ 

昨日の 

今宵の明日のこころにも 

僕がいまだ還って来ない 

またいずれ 

緑青の夢に消ゆ 
posted by ケロ太 at 01:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月13日

綾なき夏

潰れていく言葉の群れ 

清げにひかる泥田のような翳にても 

何の憂いもなく春がかすみゆく 

碧の暗闇に逢おう 

僕たちの終りを祝して 

惜しまれる形見の中にこそ 

愛が息づく いつまでも 
posted by ケロ太 at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月06日

麹塵の君へ

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この年のこの日にもまた靖国のみやしろのことにうれひはふかし

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麹塵の君のうたに 

その御心に 

私は愁えている 

私は愁えている 

今宵の月はまそほの色で 

償うことの虚しさを告げる 

谺するまぼろし 

裏切りの八月をうたに詠いても 
posted by ケロ太 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月21日

ルイ・アラゴンに

ひと目のみを想い

出逢いてみればむなしい

あなたの声を聞くたびに

私は心の彼処で死を願う

想いのみにて生きた日々

それが叶うときが怖いよ

誰も知らぬままにゆこう

そうすれば逃れられると

私は想い続けていたんだ

あなたに逢う迄は
posted by ケロ太 at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月08日

ねがい

虹彩に満ちた日々とても

いつかは終が來る

それを待たずして別るる恋人たち

願わくばいつまでもあなたと共に

色あせるまであなたの傍で
posted by ケロ太 at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月04日

雲なき空の朧月夜は

見渡すかぎりに霞む空は私の黄昏

なにもかもが遠くへと行く

抱きしめた肩も啄ばんだ瞼さえも

この胸の月も今は朧と化し

赦された想いもまた褪せるばかり

雲なき空に霞む銀盤が憎い

どうしようもないほどに私が憎い

綴られた言葉に縋る愚かな

滑稽な宵のうちに私は腐り果てた

最早誰も顧みる事はしない

永らえすぎたさだめなき相の黄昏
posted by ケロ太 at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月01日

涙の匂い

聞こえないし見えない なにも

あなたの声も瞳の色も

ほの暗い夜の中へ消え

せつなに漂う 涙の匂い以外は 
posted by ケロ太 at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月26日

記念碑

陽はあざやかに消え

恋に煌く君の瞳も

夕霞の中に煙った

さようなら

今日回り逢えた想い出に

さようなら

明日も続くこの愛の碑を
posted by ケロ太 at 21:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月21日

寵詩喪失

この想いを先途として炎えあがった恋も

叶われればこのうえもなく安閑で

けだるい夏の午後にも似た

燻った言葉にゆれる


薔薇を重ねた唇が告げるのは別れ

涙で固めた詩に籠められたのは愛


想いの残滓が彼処に

ぬるみを残す夕暮が現れる

先を見通せる恋に未練を残しても

もう取り戻せないこの愛も唇も詩すらも
posted by ケロ太 at 06:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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