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2008年02月07日

呉竹



ゆき白が見せた夢に破竹の音が響いた 

背負う重さに耐え切れずに 

折れた裂け目に新しい華が咲く 

頬を歪めて 俯き見たつま先 

どれほどに踏みつけても 

穢れを知らずに道は続いてゆくのね 


無垢というのは笑わない対価 

終わらない哀しみを呑みくだす乳飲み子 

踏みしだいた夢の名残に 永劫の決別を感じていた。



posted by ケロ太 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月05日

おもかげ

樹樹は私に何を残すのか 

惜しみ惜しまれたひとの 

心の庭に秋が去りゆく 

ゆくえも知らず立ち竦む俤 

おもかげの花 それすらもなく 

廃れてゆく庭に風が吹き渡る 
posted by ケロ太 at 02:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月04日

冰風

もはや溶け合うこともないだろう 

ひややかにひとりを愉しみ 

結ばれた冰を眺める 

干上がるほどに心は晴れ渡り 

肺腑を徹す夢も砕けた 

あとには何も残らない 

すべてを吹き払う冬の山風
posted by ケロ太 at 03:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月03日

笹音

霰の音に暁を覚え 

ひとりの寂しさに私は笑う 

いつまでも愛すると云うくちびる 

そのこと違えを抱きしめた庭に 

さらさらと笹は啼いた 

果敢ない音に私は笑った
posted by ケロ太 at 17:26| Comment(1) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月02日

沫雪

うたかたの夢に還ろう 

霙から転じた雨が 

きみをぬらしたあのゆうべへ 

唇を伝い落つる雫に 

花が咲くよ 

それすらも流れて綴じられる言葉に 

愛が翳みゆく
posted by ケロ太 at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

六花

六花の盛りに私は樹樹を見る 

散りつくした梢の先に愛し愛された花の俤を見よう

あれは六月 

盛りの常夏 

空も地も覆い尽す紅さに脅え 

くちづける歓びにふるえるともし火 

なにを愁いなにを愛したのか 

それすらも果敢なく溶けて 

月光が遍く照らし寂寥を曝した 

私の冬を 

あこがれの骸を 

六花に埋れた蕾のままの想いを
posted by ケロ太 at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月16日

幻火

残らずに散らせ 
    かぜは吹き 
        一片も 
    梢に残さず 
 荒れて今は寂寥 
    惜しまれて 
        ながめ 
    色も褪せた 
 白に刷かれる庭
     夕闇に怯え  
         潰える
     願いの庭に
 私は立ち盡して

その苦しさになにを求めなにを諦めよう 

 つくされた心も 
     悉く果てた 
         きみの 
     愛された唇 
 眩く煌く眼差し 
    愁いを燈す 
        言葉に 
    僕の言葉を 
 幾度重ねようと 
      色も褪せて
          虚しく 
      儚むだろう 
 なにもかもが幻 
posted by ケロ太 at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月26日

ふゆのしさく

エアコンが起動しない秋の終りに 

きぶくれたズボンの下でパンツは何を想うのだろう 

だいたいがあいまいな彼自身の為に弁明するなら 

それは冬の始まりに舌打ちする主人の気概のなさを示しているのだ 


することもない冬の初めに本を読む男が居て 

それが僕自身であることをインターネット以外の誰もが気付かない 

wwwは記号に満ちている 

記号がひとのつくった最大の奇跡であり悪徳だとしても 


南極に棲むペンギンも夢を見るのだろうか 

北極に棲む一部のくまは新巻鮭の美味しさを一生知ることがない 

僕は冬の味を愉しみにしている 

健康な舌がお皿の上で饒舌なワルツを賞している 


インフルエンザが猛威を振るう 

電線の上を時速300キロの速さで走り 

あちこちで笑う子供のくちを大きな大きな掌で覆い 

僕の大切なひとたちの安らかさを奪ってゆくのだ 


愛される詩のひとつひとつに大切な想いがある 

冬の身にしみるかなしさの中にも本当の幸せは隠されている 

炬燵を大勢で囲み鍋をつつきながら 

僕は新しい詩をひとつ紡ぐことにした
posted by ケロ太 at 13:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月01日

涙を想う

見てしまうからいけないのだ

見るから涙をこぼしてしまう

いっそ記憶の縁からこぼれてくれれば

あなたを忘れることが出来るというのに


懐かしいメロディをくちずさんで

憎からぬひとを追いかけてしまう

いくら見つめても還らないけど

おとなでいるのは淋しくてイヤ


どこまでも青い空に誓ったことばは

微笑みの向こうで約束をしたこと

ふざけあった日々も遠くへ

春はもうすぐそこまで来ている
posted by ケロ太 at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月28日

雪の花

雪の花が咲くこの空は、灰色の空だ。

子供たちの愉快な声も、群れ集うガキどもの悪意ですらも、

みんなみんな消し去ってくれる、不愉快な白。

ロクデナシの雷公やクソッタレな風伯たちが、

僕の純粋に満ちた世界たちを、

穢れも知らぬ乙女へと塗り替えていく。

ちくしょう。

ウザったいこの想いから、呪わしい呪縛から逃げられると、

本気で思い込んでた僕は阿呆か?

揺さぶる言葉の一つ一つに、愛と恋とを詰め込んでいた。

バカみたいに純情になりやがって。

ちくしょう。

雪の花が全てを、

全てを消し去ってくれたらどんなに楽になるだろう。

でも、そうだ。

だからといって、この想いが儚くなるはずなんて消してないのさ。

終わりなく咲き続けるあの白い花。

あいつが僕を狂わせていく。

今も、そしてこれからも。

ずっとずっと、僕だけを僕だけを。

マリヤの声を、僕に届けて。

優しく積もるあの花のように。

白の穢れで僕を汚してくれ。
posted by ケロ太 at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

月に贈る

降るほどに美しい星空。

堕ちるほどに甘美な闇。

見上げるとそこには月があって、僕らを見下ろし、そして笑っている。

いや、哀れんでいるのだろうか。

悲しみに明け暮れた眼差しのように、その光はあまりに優しい。

愛すべき煌々。

あなたの空のそのはかなさに、僕は何度も癒されてきた。

愛すべき空。

あなたの夢の暗さに僕は、何度、甘美な死を願ったろう。

隣に立つ君のまぶしさが、僕を今だけ絡めているけど、

僕は時々、あなたに還っている。

僕はそうして、夜を見るのだ。


消え往くような金星に僕は、何度、罵りをあげたのだろう。

望まぬ朝の苦しさに怯え、一体、何度、嘲っただろう。

夜は甘美でそして冷たく、なにより厳しく、そして甘い。

その懐に抱かれた日から、僕はあなたの虜でした。

あなただけを想っていました。

あなただけに包まれていた。

でもそれも幻のように、まるで金星の儚さのように、

僕の前から消えてしまった。

そんな運命だったのですね。

宿世の業のなす業なのか、僕はあなたを振り返らない。

今だけなのかもしれないけれど、僕は君との日々を望んだ。

それまであなたに決別を告げよう。


さようなら。

そして、また、逢いに行きますと。

さようなら。

僕だけの空。僕だけの月と。

僕を見下ろす、優しい空よと。

僕を包んだ、悲しい空よと。
posted by ケロ太 at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月25日

かざはな

サヨナラを呟いたきみの

かぼそげな声が耳朶に響いた

伏目がちに出された声の

そっけなさに隠された震えにぼくは

愚かしい過去の自分を

ただ無性に強く強く ただ殴りつけてやりたかった



風花が舞っている



夜のかけらのそこかしこに

薄明るさを灯すように


きみの頭上に降る雪が

きみを優しく包んでくれたらいい

そう思ってぼくは眺めた


きみの背中に降りゆく雪の

優しい白に目を細めていた


霞む視界を瞬きもせず

ただひたすらにきみだけを

ずっとずっと眺めていた
posted by ケロ太 at 05:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月13日

ヴァレンタイン・マーチを聴きながら

昨日までのアタシにサヨナラ

今日のアタシに勇気と勝機を

年に一度のビッグチャンス

勇敢なるヴァルキリエに勝利の美酒を!!


携えるは漆黒の剣(つるぎ)

備え持つは愛のキラメキ

世界に唯一のアタシの想いを

世界で唯一のアタシの恋心を

世界で一番恋しい君へ

世界で一番愛しいアナタへ


ねえ ずっとずっと待っていたの

この想いを告げるこの日を

ねえ ずっとずっと待ちわびてたのよ

この想いが叶うこの日を!

恋しい人 アナタの声をアタシだけに

アナタの熱情をアタシにちょうだい?

ずっとずっと好きだったアナタの声が

アタシを何万倍も強く気高くさせるんだからさ

愛しい人 アナタの優しさは今日からアタシだけのものにするのよ

他の誰にもあげちゃあダメ

アナタの良いところは全部アタシだけのものにするんだからさ


好きで好きでたまらない

愛しくて恋しくておかしくなっちゃうくらいに大好き!

こんなにアタシが想ってるんだから

アナタは絶対にアタシだけになんなくちゃイヤ!

他のヤツには絶対あげない

彼はアタシだけのヒトなんだから!


昨日までのアタシにサヨナラ

今日のアタシに勇気と勝機を

年に一度のビッグチャンス

勇敢なるヴァルキリエに勝利のkissを!!
posted by ケロ太 at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月29日

たぶんきっと

風もなく日差しも穏やか

ポカポカと春めいた陽気に嬉しくなり

君を誘って散策へ行く

住宅街を通り抜けて

横断歩道をテクテク渡り

通り行く車や人々のマナザシを受け止めつつ

僕らは目的地へとたどり着いた

寒木瓜が綻んだこの公園は

僕と君との思い出の場所

二人が始めて接吻あった大切な場所

ねえ 甘いkissをしてみようよ

あの日の思い出に包まれながら そっとkissをしてみたいんだ

そうすればきっとそのクチビルも

乾いたそのクチビルも潤うだろう

たぶんきっと 僕らは戻れる

あの甘やかでいられた頃に

恋の予感を信じていた 甘い甘いあの頃に

たぶんきっと戻れるはずだ

誰よりも愛しい君に僕の想いを

君の乾いたクチビルから僕の恋しさを注ぎ込んだら

たぶんきっと 僕らは戻れる

たぶんきっと 僕らは戻れる

たぶんきっと 僕らは 戻れる
posted by ケロ太 at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月20日

来たれ春

急転して落雪

春は未だ遠くにありしか

まぶた閉じればこんなにも近し春も

今はまだ遥か先に霞んでいる

春よ

恋し春よ

君は今何処にありしや?

君の声音もその顔さえも

この胸には遠くに感じる

春よ

愛し春よ

君は一体いつ頃に来らるるや

この胸もこの腕も君のぬくもりを欲しているのだ

愛しく恋しい君の吐息を

この唇でふさぎたいのだ

春よ

まだ見ぬ春よ

君は今、奈辺にありしや
posted by ケロ太 at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月19日

冬の日差し

暖かな日差しが続く

凍てつく風も少しだけまろやかだ

ふたりのために買ったこのマフラーも

今年は用済みになるかもしれない

君が編んでくれたこの手袋も

いつかはめなくなる日が来るのだろう

冬が静かに帰り支度を始めている

やがて来る春の笑顔を想いながら

彼は静かに微笑んでいる

やがて来る君への愛しさを想いながら

僕は静かに想っている

何よりも愛しい君のこぼれるような眩しい笑顔を
posted by ケロ太 at 11:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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