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2008年01月28日

山茶花

真昼のくらさに怯えたのだ 

あさに別れた囁きに負け 

腕を抱きしめた事が悔やまれる 

かすんだ瞳でみたひかりは美しくなかった 

花瓶に生けた山茶花が萎れた笑みを散らしている
posted by ケロ太 at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月13日

夕鐘

鐘の音を聞いた気がする 

ふり払った掌のぬくもりに怯えたからだろうか 

愛されなくなった薬指の輝きが 

教えてくれたのかもしれない。 


祈り続けることのむなしさも 

早く教えてくれたらよかったのに。
posted by ケロ太 at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月11日

心中ジルコニウム

やさしい嘘に抱かれるたびに 

私が露に変えられてゆく 

果敢なく溶ける蛍火 

いろを呑む六花 

消え侘びぬ 

私に咲け 

菖蒲の  

花よ
posted by ケロ太 at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月10日

さくら 

想えば幾たびも 

咲く日が來るを待ちわび 

やっと誇らしげに成るのもつかの間 

あなたはほろろと散った 

幾歳も変わらず 

さくら 

むかしとおなじ 

匂いを撒きながらきみは 

わたしを誘惑し恋へと落とすだろう 

何も変わらない顔をして  

わたしだけ違う 

さくら
posted by ケロ太 at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月05日

贖宥


毎晩のように死ぬことを覚えてから 
私はあなたを必要としなくなり 
壊れかけたソファに腰かけて 
疼かせる音に耳を澄ましている。 

溶けかかったアイスを舐め 
私のほかの誰かを愛した 
憧れた指の細さが手折られる夢を見た日 
雪の啜り泣く声を聴いた。 

拒絶する鳥が殺されるのを 
どうして忘れられるのだろうか 
総てを白くする光のなかで 
私は絶頂した数だけの贖罪を願っている。

posted by ケロ太 at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おもかげ

樹樹は私に何を残すのか 

惜しみ惜しまれたひとの 

心の庭に秋が去りゆく 

ゆくえも知らず立ち竦む俤 

おもかげの花 それすらもなく 

廃れてゆく庭に風が吹き渡る 
posted by ケロ太 at 02:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月04日

冰風

もはや溶け合うこともないだろう 

ひややかにひとりを愉しみ 

結ばれた冰を眺める 

干上がるほどに心は晴れ渡り 

肺腑を徹す夢も砕けた 

あとには何も残らない 

すべてを吹き払う冬の山風
posted by ケロ太 at 03:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月03日

笹音

霰の音に暁を覚え 

ひとりの寂しさに私は笑う 

いつまでも愛すると云うくちびる 

そのこと違えを抱きしめた庭に 

さらさらと笹は啼いた 

果敢ない音に私は笑った
posted by ケロ太 at 17:26| Comment(1) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月02日

沫雪

うたかたの夢に還ろう 

霙から転じた雨が 

きみをぬらしたあのゆうべへ 

唇を伝い落つる雫に 

花が咲くよ 

それすらも流れて綴じられる言葉に 

愛が翳みゆく
posted by ケロ太 at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

六花

六花の盛りに私は樹樹を見る 

散りつくした梢の先に愛し愛された花の俤を見よう

あれは六月 

盛りの常夏 

空も地も覆い尽す紅さに脅え 

くちづける歓びにふるえるともし火 

なにを愁いなにを愛したのか 

それすらも果敢なく溶けて 

月光が遍く照らし寂寥を曝した 

私の冬を 

あこがれの骸を 

六花に埋れた蕾のままの想いを
posted by ケロ太 at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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