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2007年04月30日

胡蝶の夢

胡蝶の舞う空にふる

雪のような花びら

花が舞う空にさく

胡蝶の夢の百年目の月

君は遠くへ

想いが募り

届かない夢

薫りゆく風

伸ばせども伸ばせども

戀は解ける 幾たびも
posted by ケロ太 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

交差路

交差路

からめた指

冬につげた別れ

物狂いの春に彷徨う

捉えきれない悲しみの花

掴まれば寧日にかえれようか

かえれねば夏もまどうだけの交点

ゆきすぎてもなお募る下思い

戀の別れは終の別れとて

交わることを懼れた

にくき産女の瞳

結べぬなら

殺めよ
posted by ケロ太 at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月29日

昭和の日

にくしみは薄れずに

風は薫る 皐月の晝

ほろびゆく懐かしき日々

すめらみことは ひとになりしか

敗れた事をしあわせと謳う諸人のわらい

平和を淫す 姦しき亡国のこえに

根の国に渡りしかみの遺徳を思う

もはや かえることは叶わぬとしても

窓より見ゆるやまやまに帰り花が咲く

そらのうるみをあらわしているかのよう

私はそっと視線をはずした

澄みすぎたそらのあおさが痛い
posted by ケロ太 at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 諸々うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月28日

初夏の朝食

庭先で雀をとるお前は一体何を思うのだろう

しなやかな背を大きく伏せて

血を舐めとるかのように神妙な顔をして

捕食するものの世界は違うのか

お前は何かを汲み取っているのか

雀は何も語らぬまま

数瞬後の無情に気づかない

夏に変わろうとする日差しは柔らかい

朝ですら温みを帯びている

今日も僕らは健常だ

庭では猫が雀を喰らっている

僕も朝食をとることにした。
posted by ケロ太 at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 夏うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月27日

夏祭り

あの人に逢えるかもしれないから

何時間もかけて準備して

あの人の来そうな場所さがし

そこでうろうろ

バカみたいに待ちぼうけて

やっと出逢えたあの人の右側に知らないひとがいた

結ばれた指の一本一本がくやしい

どうして彼でなくてはいけないのだろう

どうしてあの人しか見えないのだろう

わたしはいつだって目で追っていた

いつの日か振り返ると信じきってて

空に咲いた花びらから音がこぼれる

心の渕辺に盛り上がる涙のよう

目をそむけると大輪の花が咲いていた

今日のそれはいつもにもまして美しくて

かなしくて息がもれだしていく

目端にとらえた恋がせつない

綺麗な夏の夜が過ぎていった
posted by ケロ太 at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 夏うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月26日

雨中の林檎

両頬をぬらす雨の中でも

林檎の花は可憐なまま

今日という日のかなしみを抱き

私は明日を夢見て。

頬を辿ったしずくが唇へ到達した

花びらは相もかわらずに楚々

唐突に憎しみが湧いた私は

園丁鋏で掻き切っていた。

明日は明日のあなたに逢える

でもそれは今日までのあの人ではないだろう

塞ぎこんだ思いを抱えて林檎の花を噛んだ

舌の根で感じたそれはあまりに苦い。
posted by ケロ太 at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月25日

観覧車

想い出が尽きない日々が続いていて

窓から見える遊園地のすがたに

うしなわれた恋の調べを

聴いたんだ

大きな観覧車にふたりで

初めての逢瀬で緊張した手と手

むすびながら眺めた世界は眩しくて

やさしい光に顔をなでられながら

僕らはキスを交わしてた

触れる位の

甘くてやわらかいキスを

頬染めるふたりを乗せて想い出は

ゆるりゆるりと時を止めたが如くに

いつまでも心地好いまま回って

春のかおりを包みながら

遠くへと戻る

沁みいるような風に吹かれ

僕は想い出への決別を告げていた

優しい時間は刹那の悦び けれど切ないんだ。
posted by ケロ太 at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月24日

不倫

私の上に降るだろう 美しい空の星星

暁に叛いた冷たいともしび

夜におりた

なみだの霜とかなしみの霜

枕におちる後朝のなごり あの人の幻
posted by ケロ太 at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月23日

旅立ったわたしを想わないで

足音の聞こえない道を辿ってもうここまで来てしまった

わたしの世界は閉ざされたまま

帰れない夕暮れにあなたがいる

だから淋しいとはおもわない


けれど 


ときおり思うのだ

あの輝く陽の下では彼らと彼女らが笑い合い

日々を過ごしているのだろうかと


わたしは戻れない

勇気はもはや使い果たしてしまったから

あのひとのそばが心地好くて逃げ出すことができないのだ


いいえ


そうではないだろう

わたしが望むのはこの安らぎ

昧い淵にたたずんで全てが溶けるこのやさしさ

あなたとふたりの恋だけの世界 それだけなんだ
posted by ケロ太 at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月22日

初めての夜

ふたりぼっちの夜のために

やわらかな風は薫るのだろう

指に絡めたぬくもりと

頬をかすった熱い乳房に

きみの命のやさしさをみる

啄ばむようなかるいくちづけ

さあ 夢を開こう

わたしときみの息吹とともに

怖がらないで

ちからを抜いて
posted by ケロ太 at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

月下接吻

呼び声が

胸に沁みていく

こぼれていく愛しさを携えて

月明かりの下

唇は塞がれる

八重桜の薫りのように

あまくせつない
posted by ケロ太 at 10:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 春うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

醒めるな春の夢

在ることもなく消えるともし火

夜は更け 月も花も沈みゆくようで

胸に咲いた酔狂も儚んだ

あさが昇ってくる

終夜の宴に携えた心はそらへ渡ったきり

いまだ私に戻ってこない

耳に痛い暁の声が突き刺さる

春の夢は醒めるのが早い
posted by ケロ太 at 03:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 春うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月21日

光の中に立つきみを想う

手を伸ばせばつかめると思ってた空が

あまりにも遠くて泣きだした


いつみても明るい太陽が憎くて

思わず唾を吐きかけた 自分に還ってくるとは知っていながら


けれど中途半端な僕にはそれが精一杯で仕方がなくて

諦めて下を向くんだ 握りすぎた手が痛いよ


微笑んでくれるきみの視線がどこかに行ってしまった

僕にはもう何も守るべきものがない

愛することさえ出来ない今が

怖くて哀しくて胸が痛くて 切なさが溢れてくる

涙が音も立てずにこぼれるんだ 僕はどうすればいい?


行きすぎる風が辛くて 悪態をつく

それが温かみを持っていたって気づかぬふりで


ガムシャラに今を取り返すきみを嘲っていたんだ

うらやましかったから けれど


踏みにじった気持ちを抱えた僕に何ができるって云うんだい

赦すことの出来ない恋に怯えた僕に何を取り返せって?


きみが去った部屋から何も薫っては来ない

僕はそれが寂しくてひとりきり ベッドに籠もる

幸せすぎた春の風の匂いが想い起こさせるんだ

きみが大好きだ 大好きだったんだと


一生懸命が怖くて逃げ出した僕の上で

空が太陽が輝いているよ まるできみのように甘く厳しく

断ち切った思い出の中にいるきみが光に包まれているんだ

僕はそれがかなしいんだ だから泣いた
posted by ケロ太 at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月19日

皐月の朝

薫るほどに切ない皐月

花が散り行く 終わり行く調べ

腐る手前の日常においては

これといった報告もなくて

謳われる恋のひととき

ゆるぎなく韜晦するわたしたちの声

まるで夢物語のように儚い

満ちていく空の向こうの桟橋にも似た虹の上だ


よすがに絡めた追憶も届かないだろう

凍てつくような世界の片隅

あなたの声さえ聞こえない暗闇の果てで

私は吠え立てるのだ

一向につきない嵩の減らない哀しみの只中で

遥か彼方の淵に佇むきみという存在が

わたしを駆り立てて止まないのだ

狂えるような涙の皐月

終わらない非日常への参画者が憎くて


終の風音が全てを奏でている

私は膝を抱えたまま海の向こうを嘆いている

鳥たちが哂うのはわたしの空で

草たちが嘲るのはわたしの声だろう

封じ込めたはずの心地好さに寄りかかって

静かに燻らせばいい紫煙のうちに

私はあなたを見出していた

たぶんきっとそうなる事を感じながら


行きずりの声にウンザリな皐月が迫った

恋人たちは家路へと急いでいる

私は独り公園のブランコで時を潰した

今はもう帰れないから

誰も待たない悦びの国は寂しすぎるんだ

朽ち果てた幸せの扉の前に立って

あなたを想い起こしても虚しいだけ

寄る辺ない風の音に真実を聞いた

啼きくれた皐月の朝がまぶしいのだろう


きみはかえらない

ぼくもまたおなじだ

そうしてわたしたちはわすれるのだろう

だからいまだけは
posted by ケロ太 at 05:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月18日

笑うために

そうして僕らは生まれてきたんだ

いつの日か笑うため

このなにもない暗闇の片隅で

手探りで這い回った

見上げればそこには太陽がある

つねに光は行き届いている

それに気づくかそうでないは彼自身の問題に過ぎないだろう

僕は歩きはじめた

いつの日か笑うために
posted by ケロ太 at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月17日

僕の歌

時計が時を刻むたびに

僕は追いつめられていく

やらなければいけないことを

やるしか仕方のないことを

ナイフのように突きつけられて

否応なしにしたがうしか

僕には残されていないのだから。


窓から見上げた空はあんなにも美しくて

窓に差し込む光はこんなにも温かいのに

僕をとりまく環境は冷たいままで

味気なくて干からびている。


死にたいと思うほどに追いつめられているわけじゃなく

死にたいと思うほどにそれらがいやでもないんだけれど

僕はたとえようがないほどに怠惰なのか

ベッドに逃げ込んでいたいんだ。


時を刻む時計の音が

僕には死刑台へと通じているようで

たまらなく怖くて仕方がないんだ

不安で仕方がないんだ

逃げ出したいんだ

この部屋の心地好さは快楽的だから

僕は全てに目をそむけている

今この時間もそのままでいる

益体もない愚かしさだとは知っているのに

僕は怖いのだ。
posted by ケロ太 at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 諸々うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月16日

ふるえるゆめ

わたしはみにくい

わたしはたれよりもみにくい

すさんで

ないて

こころから

けがれて

わたしのこのすがたを

どうかみないでください

たとえゆめでも

あなたにはみられたくない

よるがかくしたわたしのちぶさがうずいています

あなたにあえてうれしいのに

わたしはあなたのめがこわい

だからおねがいです

どうか

どうかみないで

このやつれたわたしのすがたを

あなたにあえいだわたしのすがたを
posted by ケロ太 at 02:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

よるとくちづけ


かくされたあなたの声が心地好い 舌がつたえる美しい夜



posted by ケロ太 at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 短歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月15日

音のない夕暮れ

夕暮れの道に立ちて

桜が滅びるさまを見ていた

はらはらと堕ちる花弁

まるで玲瓏とした世界に在るようで

それはどこまでも冷たい

かなしみの淵

見据えていたのは薫りゆく別れ

夏色の染まろうとする恋の調べ

訪れた夜の喧騒の只中に

僕らの終を聞いた。
posted by ケロ太 at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 春うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月14日

爽花

染井吉野が散る

晝の光のただなかに爽やかに降り注ぐ

哀しみは風

悦びは花群

憧れた此岸の片隅と

私だけが知りえたあなたの声

白に覆われた影の中で

それだけが愛しい



*晝・・・・ひる。昼。
posted by ケロ太 at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 花うた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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